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小さな教室 悠庵

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お祝いの花束  2017・9・2

先日、お祝いの花束のご注文を頂きました。
77歳の喜寿のお祝いだそうで、紫と、77の数字を何かで表現してほしいというのが
ご依頼でした。

暑い季節、できるだけ長持ちするものを、ということと、
お祝いらしく、豪華で華やかな雰囲気のお花、
暑い季節、できるだけ長持ちするものをということをめざして、仕入れをしました。

お祝いの花束  2017・9・2_f0302726_11550911.jpg


お祝いの花束  2017・9・2_f0302726_11562572.jpg
お祝いの花束  2017・9・2_f0302726_11573356.jpg
77

ダリアの濃い赤でお祝いの晴れやかな感じを、リンドウの絵の具のようなブルー
季節感を演出するケイトウはピンクのウモウケイトウに。
77は、ハランの葉を丸めて形にしてみました。
77は、はじめは木の枝で作ってみたのですが、イマイチしっくりこなくて、作り直しました。

喜寿のお母様に喜んでいただけていたら嬉しいです!
大切なお祝いの花束を作らせていただき、ありがとうございました!




先日、友人に教えてもらって、NHKプロフェッショナルを見ました。
お花屋さんの東信さんです。
完全オーダーメイドのお花屋さん。

いろいろ共感できる言葉があふれていましたが、一番自分の心に、しっかりとどめておきたいと、思ったのが、
「手にした人の記憶に残る花束をつくりたい」という東さんの心構えです。

本来、野に咲いてるはずの生きている植物をあえて殺して商売をしている。
殺して、生かす。
短い命の切花だけれど
命あるものの美しさや魅力を最大限に引き出して、
人の記憶に残ることで、長く生き続けるのだという考え方です。

私も生きている植物を多く使い、あまり、プリザーブドなど、使わないのは、
枯れていくことや、命が尽きていくことの大切さ、
生きているということの、圧倒的な美しさやパワーを感じることが大切だと思っているので
その言葉は、はっとする言葉でした。

受け取る側の方を考えて花束やアレンジを作ってはいましたが、
「記憶に残ることで長く生かす」という考えはなかったので、
目からうろこな感じでした。

すごい人はすごいなぁ、深いなぁと思いました。
ただ、物事にまっすくなだけなのかもしれませんが。。。
なかなかいろいろなことが付随してまっすぐな仕事ができないのが商売かと思うけど、
心構えはぶれちゃだめですよね。

私のお花の仕事はとても小さな仕事ですが、小さい大きい関係なく、
これからも真剣に丁寧にまっすぐがんばります!!


by chialika | 2017-09-04 12:28 | 花束・アレンジ・鉢物 ご注文例 | Comments(0)